自民党の総裁選挙です。全国の都府県連のほとんどが党員らによる予備選挙を実施する予定ですが、菅官房長官の出身県である秋田県連は予備選を行わないことを決めました。菅氏に３票を投じる方針で今月１２日に正式決定するということです。

今回の総裁選は、国会議員票に加え都道府県連の代表がそれぞれ３票を投じる形で行われます。全国の党員投票を行うべきとの声があがっていましたが、自民党執行部は、時間がかかりすぎるとして押し切った経緯があります。

こうした中、全国の都府県連のほとんどは４日までに、党員による予備選挙を行う事を決めました。

世耕参院幹事長「今回、何か党員投票を行わないということによって、党員の声をまったく無視をして決めるというようなことをいう人がいますが、まったくそういうことはございません。すべての都道府県連において、しっかり予備選をおこなってですね、党員の意向を踏まえて、この３票の行方を決めて行くということが何よりも重要だと思っています」

一方で、菅官房長官の出身県である秋田県連は常任総務会を開き予備選は実施しないことを決めました。菅氏に３票を投じる方針で、今月１２日に正式決定するということです。