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自民総裁選“来月29日投開票”正式決定へ

2021年8月26日 12:19
自民総裁選“来月29日投開票”正式決定へ

事実上、次の総理大臣を決める自民党の総裁選挙をめぐる動きが本格化します。自民党の総裁選挙管理委員会は、来月29日投開票の日程を決める見通しです。

内閣支持率が低迷し、党内から「菅総理では選挙を戦えない」という声もあがる中、菅総理がどれだけ支持を固められるかが焦点です。

自民党の選挙管理委員会は、総裁選について来月17日に告示、29日に投開票という日程を決定します。

こうした中、岸田前政調会長は26日午後、自らが率いる派閥の議員らと会合を開いた上で記者会見を開き、正式に立候補を表明します。また、高市前総務大臣も、立候補に意欲を示していますが推薦人20人の確保が課題です。

自民党・下村政調会長「(周囲から)ぜひ出るべしという声があります。まず関係者のさらなる理解と協力を得られるように、いま進めているところです」

下村政調会長は26日朝、改めて意欲を示しましたが、所属する派閥内には立候補に慎重な意見も多く、推薦人が集まるか不透明な状況です。

一方、立候補の意向を明らかにしている菅総理ですが、自らを支持するグループの議員からでさえ、「選挙は厳しい。現場の危機感が官邸にまったく伝わってない」「菅総理のままでは、選挙はぼろ負けだ」との声が上がっています。

前回は、主要派閥の支持を得て圧勝した菅総理ですが、今回は「派閥の締め付けはきかない」との声も上がっています。