自民党4役固まる 閣僚人事あす 最新情報
新たな自民党総裁に選ばれた菅官房長官は、派閥にこだわらず改革意欲のある人材を登用し、大規模な人事を行う考えを示しています。人事の最新情報を、国会記者会館から山崎記者が伝えます。
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夜になって菅総裁が直接、本人に電話をして人事の内定を伝えていて、続々と党役員人事が固まっています。
菅総裁は、新たに、総裁選に立候補した岸田政調会長を交代させ、下村選対委員長を政調会長に起用する意向を固めました。
また、下村氏の後任の選対委員長には、山口組織運動本部長が内定しました。
さらに総務会長には佐藤元総務大臣が内定。そして、菅総裁の誕生に向けて当初から中心的役割を果たしてきた二階幹事長と森山国対委員長の留任が固まっています。
二階幹事長を補佐する幹事長代行には、野田聖子元総務大臣が内定しました。
これまでに党4役人事は全て固まりました。
今回の人事の最大の焦点は官房長官なんですが、菅総裁は官房長官人事を含む閣僚人事は15日に行う意向だということです。
官房長官には、菅総裁が政治の師と仰ぐ梶山元官房長官の息子で無派閥の梶山経産大臣や、最大派閥の細田派からかつて菅長官のもとで副長官を務めた萩生田文科大臣、同じく副長官経験者の竹下派・加藤厚労大臣らの名前が取りざたされています。
閣僚人事では橋本聖子オリンピック・パラリンピック担当大臣や、麻生副総理も留任の見通しであるほか、茂木外務大臣の留任も検討されています。