いわゆる裏金事件で「離党勧告」処分を受けた塩谷元文部科学相の再審査請求について自民党は認めないことを決めました。処分が確定することになります。

自民党安倍派の塩谷立氏は、いわゆる裏金事件をめぐり「離党勧告」処分を受けましたが、「事実誤認の点が多々ある」などとして先週、再審査を請求していました。

16日、自民党は最高意思決定機関である総務会で塩谷氏の再審査請求を認めるかどうか協議しました。対応は森山総務会長に一任され、再審査請求を認めないことを決めました。

自民党　森山総務会長「総務会審議の結果につきましては、相当の理由が認められないということの決定でございます」

これにより塩谷氏に対する「離党勧告」処分が確定することになります。

今後、離党届が提出されないと「除名」処分となりますが塩谷氏は16日夜、離党届を出すかについては「地元の支援者と相談して判断したい」と述べました。