立憲民主党大会 次の衆院選で第一党を目指す方針を採択
立憲民主党は都内で党大会を開き、次の衆議院議員選挙で自民党を超える第一党を目指す方針を採択しました。
立憲民主党・泉代表「次の総選挙で政権交代を必ず成し遂げようじゃありませんか。立憲民主党が次の選挙で自民党を上回り第一党になる、これを目指していきたい」
立憲民主党が「第一党になる」と宣言したのは、政権交代を目指す姿勢を明確にすることで、有権者らの支持や期待を集める狙いがあります。
しかし、立憲の衆院選小選挙区の立候補予定者は現在170人あまりにとどまっていて、宣言通りに「第一党」を実現できるのかは未知数です。
また、政権交代を目指すにはほかの野党との連携がカギとなりますが、日本維新の会や国民民主党を念頭に置いた連立政権構想は進んでおらず、政権交代へ道のりは描けていないのが現状です。
一方で、泉代表の任期は今年9月までとなっていて、代表選挙が控えています。3年目を迎えた泉代表に対しては党内から、指導力や発信力不足を指摘する声が根強く、幹部の1人が「泉代表の続投はあり得ない」とけん制するなど、足元も盤石とはいえません。
政治とカネをめぐり自民党への不信感が募る中、一気に政権交代につなげることができるのか、泉代表自身も正念場を迎えます。