立憲民主党大会 政権交代実現に向け活動方針決定 戦略練り直し焦点に
立憲民主党は党大会を開き、政権交代実現に向けた活動方針を決めました。国会では岸田政権を攻めきれない状況が続いており、戦略の練り直しが焦点です。
立憲民主党・泉代表「まだまだ我々が乗り越えなければいけないそのハードルがたくさんあります。ぜひともみんなで力を合わせて、政権交代に向けて多くの仲間をまたこの党に結集して、我々全力で取り組んでいこうではありませんか」
立憲民主党は次の衆院選に向け「政権交代の足がかりを作る」とし、人材発掘に取り組むことなどを盛り込んだ来年度の活動方針を採択しました。
一方、党の現状については、「国民からの信頼感と期待が高まっていない」と厳しい認識も盛り込まれました。
今の国会では当初、岸田政権が打ち出した「防衛力強化と増税」を追及テーマのトップに設定し攻勢を強める方針でした。
しかし、ある党幹部は「防衛の話は有権者に分かりにくく、統一地方選を目前に控える中、関心の高い少子化やLGBTの問題に質問が寄ってしまった」と話しています。
その結果、扱うテーマが広がってしまうことになり、別の幹部は「逆に追及が散漫になってしまった」と“戦略ミス”を指摘します。
党大会で、「全員参画」と「一致団結」を何度も訴えた泉代表。
戦略を見直して岸田総理の説明不足を追及できるのか。
立憲民主党にとって「答えを引き出す力」が問われる国会が続きます。