立憲・枝野代表 新型コロナ対応の遅れ批判
菅首相の施政方針演説に対する代表質問が行われ、立憲民主党の枝野代表は新型コロナウイルスをめぐる政府の対応の遅れを批判しました。
立憲民主党・枝野代表「最悪を想定して対応することが危機管理の基本です。残念ながら総理は、根拠なき楽観論に立ち、それによって対応が遅れてきたと言わざるを得ません」
菅首相「根拠なき楽観論に立ち、それによって対応が遅れてきたとは考えておりません。引き続き国民の生命と暮らしを守り、必要な対策を講じてまいります」
枝野氏はまた、今年度の第3次補正予算案に計上されたGoToトラベルの追加予算を削り、感染症対策に振り替えるよう求めました。
これに対し菅首相は「GoToキャンペーンの予算の組み替えを行わなくても、感染拡大防止策に十分な予算を確保している」として応じませんでした。
さらに、感染症法の改正案については「個人の権利に十分配慮しつつ、入院を拒否した場合には罰則の規定を設けるなどの改正を行う」として与野党の意見を聞き速やかに国会に提出する考えを示しました。
一方、自民党の二階幹事長はワクチン接種の準備状況をただしました。これに対して菅首相は2月下旬までに接種を開始する政府の方針について「さらに1日でも早く開始できるよう努力を尽くしている」と述べ、日程の前倒しに意欲を示しました。