通常国会が１８日に召集されました。午後には菅首相が初めての施政方針演説に臨みます。

新型コロナウイルス対応をめぐり政府に対し厳しい目が向けられる中でのスタートとなります。

菅首相「新型コロナの感染対策やさらに不妊治療、待機児童問題、３５人学級、またグリーン、デジタル。国民の皆さんのご理解をいただきたい」

政府・与党は今年度の第３次補正予算案や来年度予算案に加え、新型コロナ対策の特別措置法や感染症法改正案の早期成立を目指します。

また、デジタル庁の設置法案や脱炭素社会の実現につなげる法案などを成立させ菅政権の看板政策で目に見える成果を積み重ねることで支持率の下落を食い止めたい考えです。

これに対する野党側ですが、２０日からの代表質問では政府の新型コロナ対策に加えて安倍前首相の「桜を見る会」夕食会の問題や吉川元農林水産大臣が収賄の罪で在宅起訴された事件など、「政治とカネ」をめぐる問題も厳しく追及する方針です。

秋までに行われる衆議院選挙をにらんで激しい与野党の論戦となる見通しです。