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野党“補正予算組み替え”追及 医療支援を

2021年1月25日 17:37
野党“補正予算組み替え”追及 医療支援を

新型コロナウイルスへの対応をめぐり、与野党の本格論戦が始まりました。野党は、GoToトラベル関連の費用をふくむ第3次補正予算案を組み替えるよう迫りました。

午後の国会。菅首相に野党の議員が最初に質問したのは、体調についてでした。

立憲民主党・小川淳也議員「総理、まずせきが止まらないとか、せき込むとかいう報道が散見されます。体調はいかがですか」

菅首相「ご心配いただいてありがとうございます。のどが痛くて声が出ないだけで、至って大丈夫です」

野党が追及したのは、第3次補正予算案について。

立憲民主党・小川淳也議員「この補正予算に、私は1兆円のGoTo予算が入ってることは不謹慎だと思う。3月までにやるんですか、税金使って旅行キャンペーン。撤回して組み替えを求めたいと思います」

菅首相「年末の経済対策において、期限の延長が決定をされており、しかるべき時期に事業を再開するときに備えて、計上をいたします」

立憲民主党・江田憲司議員「菅政権の危機意識の薄さを象徴するような予算ですよね。いま補正を組むんなら、最優先はコロナ対策、窮地にある医療、そして個人や事業者支援だと」

菅首相「あたかも、医療従事者に対しての対応が少ないような発言がありました。今回の補正予算案で1.4兆円の追加支援をしています」

野党が強く迫った医療現場への支援。長妻議員は民間の病院で感染した患者の受け入れが進むよう提案しました。

立憲民主党・長妻昭議員「クラスターが万が一発生したときは、経営が破綻しないように、これは国が全部みると。そのメッセージがほしいんですよ」

菅首相「コロナ患者を受け入れてくれる医療機関が、そうした減収とかですね、そうしたことにならないようにすることは、政府が補償したいと思います」

立憲民主党・長妻昭議員「クラスターが万が一起こったときも、政府が補償していただくということをおっしゃいましたので」

また、菅総理は特別措置法などの改正案をめぐり、野党との党首会談に前向きな考えを示しています。