ワクチンめぐる食い違い 二階氏、苦言呈す
新型コロナウイルスのワクチン確保の見通しをめぐり、河野ワクチン接種担当大臣と坂井官房副長官の発言が食い違ったことについて、自民党の二階幹事長が苦言を呈しました。
自民党・二階幹事長「私から論評するに至らないことですけども。発信に対して片方が取り消すなんて、そんなめんどくさいことを…よく調整して、おやりいただければいいと思います」
ワクチン確保をめぐっては、坂井副長官が会見で、「6月までに接種対象となる全ての国民への数量確保は見込んでいる」と発言。
これに対し、河野大臣が「ワクチンの供給スケジュールはまだ決まっていない」などと修正しましたが、その後も、坂井副長官は「方針に変更はない」としています。
二階幹事長の発言は、こうした政府内の情報発信の混乱ぶりに苦言を呈したものです。自民党内からは「お粗末だ」「チームとして機能する体制を作ってほしい」との声もあがっています。