菅首相“違法接待”山田広報官を続投の考え
菅首相は24日夜、菅首相の長男らから国家公務員倫理法違反となる接待を受けた山田内閣広報官を続投させる考えを示しました。
山田内閣広報官は総務審議官時代に菅首相の長男らから1人あたり7万円以上の違法な接待を受けたことが明らかになり、24日、給与1か月分の6割を自主返納しました。
菅首相「山田広報官は今回のことについて真摯(しんし)に反省をいたしておりますので、今後とも職務の中で頑張ってほしい。(Q:山田氏が広報官に残るのは適切だとお考えでしょうか)深く反省をしてですね、おわびを申し上げてます。そういう中でやはり女性の広報官として期待をしておりますので、そのまま専念してほしい」
菅首相はまた、山田広報官を任命した責任について問われ「任命する際にはそうした違反行為については承知していなかった」と述べました。
一方、野党側は総務省の処分が不十分だと批判しています。
立憲民主党・福山幹事長「官僚に全ての責任をなすりつけて政治の責任は知らん顔というのは、いささか国民は納得しないのではないかと考えております」
立憲民主党の福山幹事長は「組織ぐるみで接待を受けていた事は遺憾」とした上で菅首相や武田総務相の責任を追及していく考えを示しました。