首相長男らから接待 山田内閣広報官が陳謝
衛星放送関連会社に勤める菅総理大臣の長男らから、1人あたり7万円以上の国家公務員倫理法違反となる接待を受けた山田内閣広報官が、衆議院予算委員会に出席し陳謝しました。
野党側は「広報官としてふさわしいと胸を張っていえるのか」とただしたのに対し、山田広報官は、広報官の職務を続けていく考えを示しました。
山田内閣広報官「この度は、私の総務省在職中の国家公務員倫理法違反に当たる行為によりまして、公務員の信用を損なうことになりましたことを深く反省しております」
立憲民主党・黒岩宇洋議員「今このような状況で、内閣広報官として、国民と同じ目線で国民に語る広報官として、ふさわしいと胸を張っていえるのかどうか」
山田内閣広報官「今後、職務を続けていく中で、改めてよく反省し、自分の身を顧みて、できる限り自らを改善していきたい」
山田広報官は接待を受けた際に「放送業界の実情の話はあったかもしれないが、一般的な懇談だった」として、「働きかけはなかった」と説明しました。また、官房長官らに辞意を伝えたことはないか問われ「辞表を渡そうとした事実はない」と述べました。
菅総理は山田広報官を続投させる考えを示していますが、与党内からは「広報官としてみっともない。早く辞任させた方がいい」「菅総理の判断が鈍い」など政権への影響を懸念する声が上がっています。