山田内閣広報官が辞職 加藤官房長官は陳謝
衛星放送関連会社に勤める菅首相の長男らから1人あたり7万円以上の国家公務員倫理法違反となる接待を受けていた山田内閣広報官が、体調不良を理由に辞職しました。
政府は1日朝、持ち回りの閣議で山田内閣広報官の辞職を正式に決めました。山田広報官は1日の衆議院の予算委員会に出席する予定でしたが、2月28日に入院し、欠席しています。
加藤官房長官は委員会の冒頭で「山田広報官がきのう、体調不良で病院を受診したところ、2週間程度の入院、加療を要すると診断を受け、入院した」と説明しました。入院先から辞意が伝えられ、菅首相もやむを得ないものと判断し、1日付で退職願が出されたということです。
加藤長官は「委員会の審議に迷惑をかけて大変申し訳ない」と陳謝しました。野党側は「菅首相の早い決断がなかったことが国民の不信につながった」として、菅首相の任命責任を追及する方針です。