茂木外相 25か国にワクチン接種資金協力
茂木外務大臣は、東南アジアなど25か国に対し、新型コロナワクチン接種のための冷凍庫や運搬用車両の提供など、およそ45億円の緊急無償資金協力を行うと発表しました。
9日に発表された緊急無償資金協力は、フィリピン・インドネシアなど東南アジアのほか、南西アジア、太平洋島しょ国などあわせて25か国を対象にしたものです。具体的には、新型コロナワクチンの接種に使う冷凍庫や運搬用の車両などおよそ45億円分の機材を提供します。
現時点で国産のワクチンを開発できていない日本としては、各国のワクチン接種体制を支援することで、存在感を発揮したい考えです。また、茂木大臣は中国が推し進めるワクチン外交を念頭に「ワクチン支援は途上国支援のために行われるものだ。外交手段のための使用は国際的に行うべきではない」と述べました。