社長ら陳謝 菅首相長男“接待要員でない”
総務省幹部らの違法接待問題で接待を行っていたNTTの社長と衛星放送関連会社・東北新社の社長が15日、国会に出席し、陳謝しました。
NTT・澤田社長「関係の皆様に、大きなご迷惑とご心配をかけた。そのことに関しまして、心よりおわびを申し上げさせていただきます」
澤田社長は、総務省幹部への接待や国会議員との会食について、「業務上の要請や便宜を受けるような話はしていない」と説明しました。一方で、菅総理大臣や武田総務大臣との会食については、「個別の会食については控えたい」として回答を避けました。
また、東北新社の中島社長は、一連の接待問題や外資規制に違反していた問題を陳謝しました。
東北新社・中島社長「多くの関係者の方々に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますこと、心より深くおわび申し上げます」
中島社長は「具体的な働きかけは確認されていない」と述べた上で、接待の目的については「顔つなぎだ」と説明しました。菅総理の長男については、「接待要員のためにいたのではない」と述べました。
一方、外資規制違反の問題をめぐり、4年前に違反の認識を総務省の担当者に伝えていたことを明らかにしました。しかし、総務省側は「報告を受けた覚えはない」と否定し、認識が食い違っています。