“接待”東北新社とNTT社長が国会で陳謝
総務省幹部らの違法接待問題で、NTTの社長と衛星放送関連会社・東北新社の社長が15日、国会に出席し、陳謝しました。
接待をした側が、国会で説明するのは初めてです。NTTの澤田社長は違法な接待については陳謝する一方で、個別の会食については答えを避けました。
立憲民主党・福山幹事長「澤田社長は、菅総理が総理になる前、なってから、かかわらず、お食事をされたことがありますか」
NTT・澤田社長「個別の会食については、お控えいただければと」
立憲民主党・福山幹事長「政務三役と、それから、通信関係の官僚と食事をすることが、常態化をしていたのか」
NTT・澤田社長「18年に2回、20年に1回ということで、これは大変申しわけございません。私がちょっと、やっぱり認識が甘いというところがあったということで、おわびを申し上げないといけないんですが、常態化しているわけではございません」
NTTの澤田社長は、武田総務大臣との会食についても「個別の会食は控えさせていただきたい」と述べました。武田大臣も「国民から疑念を招くような会食はない」と繰り返しました。
また、接待で行政が、ゆがめられたことがあったのかについて、澤田社長は「業務上の要請や、逆に便宜を受けるような話はしていない」と述べました。
また、東北新社の中島社長も、接待問題について陳謝しました。その上で、野党側が総理の長男について「接待で重要な役割を担っていたのか」と聞いたのに対して、中島社長は「接待要員のためにいたのではない」と反論しました。