菅首相「日米同盟の絆確認を」米閣僚と面会
菅首相は日本を訪れているアメリカのブリンケン国務長官、オースティン国防長官と面会し、日米同盟の抑止力を一層強化していくことなどで一致しました。
菅首相「(バイデン政権が)同盟国および、パートナー国との関係を重視する政策を推進されたこと、心から歓迎申し上げます」
菅首相はこのように述べた上で、来月訪米し、バイデン大統領との会談で「日米同盟の絆を確認したい」と強調しました。
会談では、中国による海警法の制定や東シナ海、南シナ海における一方的な現状変更の試みに「深刻な懸念」を共有したということです。
また、在日米軍をめぐり菅首相は、「安定的駐留を確保するためには地元の理解が不可欠だ」と指摘。沖縄を含む地元の負担軽減の重要性を確認しました。
さらに、菅首相から北朝鮮による拉致問題の解決に向けて協力を求め、アメリカ側から支持を得たということです。
また、日米同盟の抑止力などを強化することで一致。日米主導の下、パートナー国とも連携し、「自由で開かれたインド太平洋」を発展させることの重要性を確認しました。