自衛隊で半世紀“YS11”ラストフライト
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航空自衛隊で半世紀にわたり、上空から保安施設の点検を行ってきた国産旅客機「YS11」の初期型が、17日、ラストフライトを行いました。
戦後初めての国産旅客機として知られるYS11は、1971年に配備され、無線施設などが正しく作動するかを確認する「飛行点検機」として、上空から点検を行ってきました。
今回、引退するのは、開発当初のエンジンを搭載した、いわばオリジナルのYS11です。埼玉県の入間基地上空で行われたラストフライトでは、YS11が8の字を描いたり、大きく機体を傾けながら旋回などをしたあと、滑走路で消防車による水のアーチをくぐって、有終の美を飾りました。