立憲民主党など野党が新型コロナウイルスのワクチン接種に関するヒアリングを行い、接種状況を集計するシステムに不具合が出ているのではないかと指摘しました。

野党が不具合が出ていると指摘したのは、各自治体へのワクチンの供給状況や接種状況を集計する「ワクチン円滑化システム」＝「Ｖ―ＳＹＳ」です。野党側は「各都道府県の接種実績が見られなくなっている」と指摘したのに対して、内閣官房は問題はないとの認識を示しました。

立憲民主党・黒岩国対委員長代理「４月５日の時点で（集計システムが）止まっていると。自分たち（都道府県）も把握できないと。把握してるんですか」

内閣官房職員「情報をさかのぼっていって手作業をすれば計算できる状況にはありますので、集計しようと思えば集計できる状況にはあります」

内閣官房は「各都道府県での集計結果を表示する機能には不具合が生じているが、集計はできる状態」だとして問題はないとの認識を示しました。

野党は今後、全国の各自治体のワクチン接種状況などを調査し、問題点があれば政府に改善を求めていくということです。