日本テレビの情報番組「スッキリ」の中で、アイヌ民族を傷つける不適切な差別的表現があったことについて、ＢＰＯは９日夜、審議入りを決めました。

この問題は先月１２日放送の「スッキリ」の中で、アイヌ民族の女性をテーマにしたドキュメンタリー作品を紹介した際、不適切な差別的表現があったものです。この放送について、ＢＰＯの放送倫理検証委員会は９日夜、全会一致で審議入りを決めました。

委員会の関係者は「差別の内容が重大だ。なぜ起きたのか、日本テレビが提出した報告書を読んでも得心がいかないところがある。じっくり調査しようということになった」と話しています。

ＢＰＯは今後、番組関係者から聞き取りを進め、意見をとりまとめます。

日本テレビは「ＢＰＯの審議対象になったことを重く受け止め、真摯に対応してまいります」としています。