デジタル庁 民間からエンジニアなど35人
菅政権の肝いり政策であるデジタル庁の発足に向けて、民間からエンジニアなど35人が採用され、12日、辞令が交付されました。
平井デジタル改革相「(仕事は)やりがいがありますけれども、簡単にできることだとは思っていません。そこを、みなさんと一緒に乗り越えていきたい」
デジタル庁は、およそ500人規模の組織として、ことし9月に発足する予定です。今回採用されたのは、システム開発を担うエンジニアや、今後、デジタル庁で働く民間人材のリクルートを担当する職員など35人で、非常勤の国家公務員として勤務します。
職員は普段、スタートアップ企業に勤めたり、会社を経営するなどしている20代から60代で、およそ40倍の競争率を勝ち抜き、採用されました。
兼業やリモートワークが認められているため、大半の職員は、現在の仕事を続けながら、週2日から3日勤務します。また、兵庫県に住みながら、リモートで業務を行う職員もいるということです。
採用された職員「1番、これから改善の余地があるサービスってどこだろうと思った時に、国のサービスが1番イケてないんじゃないかと。使いづらいと率直に感じたところなので、一緒に変えていけたらなと思っています」
政府は今後、常勤の職員も民間から募集する考えです。