尾身会長 ステージ3にならなければ延長も
国会では政府分科会の尾身会長が、今回の緊急事態宣言について感染状況がステージ3にならなければ、延長もありうるとの認識を示しました。
尾身会長は23日朝の会議で、緊急事態宣言を5月11日までとすることについて多くの専門家から慎重な意見が出たことを明らかにしました。
立憲民主党・山井議員「4月25日から5月11日、2週間強なんですね。これ、短すぎませんか」
政府分科会・尾身会長「(会議では)やっぱり無条件で、何が何でも11日になったら解除するという、そういうことではなく、そういう状況でない場合には、当然延長ということもありうるという、そういう意味では条件的な賛成ということがきょうの結論でした」
尾身会長は、ステージ3になることが宣言を解除する必要条件だと強調しました。
こうした中、政府は23日夕方、対策本部を開き緊急事態宣言の発出を正式に決定します。その後、菅総理大臣は午後8時から会見を行う予定で、国民に対し特にゴールデンウイーク期間中の人の動きを抑制するなど、感染対策の徹底を改めて呼びかける予定です。