自衛隊と米仏豪が共同訓練 メディアに公開
自衛隊とアメリカ、フランス、オーストラリアの各国軍による共同訓練が行われ、15日にメディアに公開されました。フランス軍が日本国内での陸上演習に参加するのは初めてで、中国をけん制する狙いもあります。
東シナ海での訓練には、海上自衛隊から護衛艦「いせ」や輸送艦、ミサイル艇など9隻が参加し、アメリカ軍の輸送揚陸艦やフランス軍の強襲揚陸艦などと対潜水艦戦や防空訓練を行っています。
さらにこれらの艦艇から飛び立ったヘリコプターで、陸上自衛隊の「水陸機動団」をはじめとする各国の隊員が次々と宮崎県の霧島演習場に上陸。敵が占拠する離島の奪還を想定して、市街地戦闘などを訓練しました。
ヨーロッパ各国は今年相次いで東アジアへの艦艇派遣を決めています。さらにフランス軍が日本国内での陸上演習に参加するのは初めてで、一連の防衛協力は中国への抑止力を強める狙いもうかがえます。