東京都の小池知事は、総理官邸を訪れ菅首相と会談しました。小池知事は、東京都として新型コロナワクチンの大規模接種会場を設置し、警視庁や東京消防庁の職員などに接種を行うことを明らかにしました。

小池知事「警視庁、それから消防庁、これらの方々、要は社会の安全を守るその分野の方々をですね。都として接種を行っていく」

会談で小池知事は、ワクチンの大規模接種会場を築地市場の跡地に設置することを報告した上で、そのためのワクチン提供を要請し、菅首相は了承したということです。

小池知事は「今月中に予約をスタートできるくらいのスピード感でいきたい」と述べた上で、警視庁や東京消防庁の職員らを対象とすることで「基本的には高齢者との重なりがなく、システムの混乱を防ぐことができる」と強調しました。

また、東京オリンピック・パラリンピックの開催については、安心安全な大会にすべく連携することで一致したということです。

東京に出されている緊急事態宣言の延長や解除については、「協議はしていない」としています。