大規模接種、余剰ワクチンは自衛官ら接種へ
24日に東京と大阪で始まる大規模ワクチン接種について、当日のキャンセルなどでワクチンが余った場合、会場で実務に当たる自衛官やスタッフに接種することになりました。
中山防衛副大臣は会見で、大規模接種では、体調不良などで生じたキャンセルによるワクチンを廃棄せず、自衛官や民間のスタッフのうち、来場者と頻繁に接する人に接種すると述べました。
また、田村厚生労働相が21日、特例承認したことを受け、大規模接種ではモデルナのワクチンを使うことも正式に決まりました。
一方、接種会場では24日の開設を控え、全体の予行演習が行われました。
本番とほぼ同様にスタッフ700人が配置につき、手荷物検査や検温、医官による予診、接種、経過観察の流れに従い、来場者役のエキストラ200人が参加して確認しました。
岸防衛相「大変この新しい環境の中で、慣れないことも多いかもしれませんけども、しっかりやって頂いているんだなと、こういうふうに思います」
防衛省は21日の予行演習を受け、開設2週目の5月31日以降は、東京で1万人、大阪で5000人の最大能力で予約を受け付けることも明らかにしました。防衛医科大学校の研修医を1日当たり10人動員して対応する方針です。