ＬＧＢＴ、性的マイノリティーの人たちへの理解を促進するための法案について、自民党の佐藤総務会長は、今の国会への提出を見送る考えを示しました。

自民党は、今の国会での成立を目指しこれまで議論を重ねてきました。総務会では、「早期の成立を求める」という意見が出る一方、「同性婚を認めることにつながるのではないか」といった慎重意見が複数出たということです。

賛成派・稲田元防衛相「私はあきらめていません。今国会での成立を進めていくべきだと思っています」

慎重派・西田参院議員「慎重に議論をするためには、やっぱり今の状況ではできなかった」

会期末が来月１６日に迫る中、佐藤総務会長は、「タイトな国会審議になってしまう」として、今の国会への法案提出を見送る考えを示しました。