来年度予算案、衆院で可決 当初予算案の修正は29年ぶり
来年度予算案は修正のうえ、衆議院本会議で採決され、与党に加えて野党・日本維新の会などの賛成多数で可決されました。当初予算案が修正されるのは29年ぶりです。
来年度予算案は、維新が主張する高校無償化などを盛り込むため修正されたうえで、衆議院本会議で採決されました。採決では立憲民主党、国民民主党などは反対しましたが、与党や維新などの賛成多数で可決されました。当初予算案が修正されるのは29年ぶりです。
少数与党の石破政権は、予算案の可決に野党の協力が必要なため、今回は維新の主張を取り入れることで賛成を取り付けた形です。
石破首相
「いろいろな野党のみなさま方のご主張というものも取り入れていきながら、今日に至ったものでありまして、時間も中身も熟議の国会にふさわしいものになった」
日本維新の会 前原共同代表
「教育の無償化を実現をする、そして社会保険料を下げる改革を実行していく、そういう大局に立って与党と予算に賛成をいたしました」
立憲民主党 野田代表
「我が党の修正案を提案をしておりましたけれども、否決をされてしまったこと、残念に思います。参議院の審議でも引き続き、引き取っていただいて戦っていきたいと思います」
予算案は参議院に送られ、5日からは参議院予算委員会で論戦が行われます。