立憲民主党の本多平直衆議院議員は、「５０歳が１４歳と同意性交して捕まるのはおかしい」という趣旨の発言をしたことについて、理解が足りていない不適切な発言だったとして、謝罪、撤回しました。

本多議員は先月、刑法の性犯罪規定の見直しに関する党内の会合で、成人の中学生との性行為を処罰すべきかについて議論した際、「５０歳近くの自分が１４歳と性交したら、同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言。成人と中学生の子どもにも真剣な恋愛関係はありうるなどとして、規制の強化に強く反対していました。

本多議員はその後、「自分の真意ではない」などとして、発言を撤回しましたが７日、福山幹事長から厳重注意を受けました。

現行の刑法では、１３歳未満との性行為は罪に問われますが、近年、ＳＮＳなどを利用した女子中学生らの性被害があとをたたないことから、立憲民主党のワーキングチームは、１３歳未満から１６歳未満に引き上げたいとして議論していました。

この問題をめぐっては、自民党の議員連盟でも先週、話し合われ、引き上げるべきとする意見が相次ぎました。

提言をまとめた上で、今週にも、法務大臣に申し入れする予定です。