政府が提出した法案の条文などに相次いで誤りが見つかる中、新型コロナウイルスの感染者の郵便投票を可能にする法案にも誤りが見つかり、８日の衆議院本会議での採決が急きょ見送られる異例の事態となりました。

法案は、自民、公明、維新が議員立法として提出していて、新型コロナウイルスに感染し自宅などで療養している人らが、郵便で投票できるようにするものです。

８日の衆議院本会議で採決される予定でしたが、条文の中で、「条」とするべきところが「項」となっている誤りが１か所見つかり採決は急きょ見送られました。

立憲民主党・小川淳也議員「提出者に対しては遺憾の意を表明し、猛省を求めたところであります」

与党側は１０日に採決したい考えですが、野党側は審議をやり直すべきと批判を強めています。