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尾身氏 東京五輪“リスク評価”IOCにも

2021年6月9日 11:41
尾身氏 東京五輪“リスク評価”IOCにも

政府分科会の尾身会長は、東京オリンピック・パラリンピックをめぐる感染リスク評価の提言について、IOC(=国際オリンピック委員会)にも伝わるように提出したい考えを改めて示しました。

野党側は尾身会長に対し、東京大会開催に伴う感染リスクや、提言に盛り込む内容について繰り返し質しました。

立憲民主党・長妻副代表「観客を入れても大丈夫というようなやり方というのもあるんですか」

政府分科会・尾身会長「ゼロから限界まで、そういう中で観客の数ということで、どういうリスクが起こるかというのは我々の示す役割だと思います」

立憲民主党・長妻副代表「提出先っていうのは、どこら辺をお考えになっておられますか」

政府分科会・尾身会長「(提出先は)関係の方と一応相談をする必要があると思うので、我々の考えを持って行った先の組織の方に、ぜひオリンピックのIOCのほうにも我々の考えをシェアしていただければということは申し上げるつもりです」

尾身会長はまた、パブリックビューイングについて「応援は他の方法でもできる」と指摘し、「テレビで見るなど新たな応援の仕方をみんなでやる良い機会になる」と述べました。

また、9日午後4時から菅首相と野党の党首による初めての党首討論が行われます。

野党側は、東京大会の開催の是非や政府の新型コロナ対策などについて、菅首相を追及する方針です。