通常国会は１６日、１５０日間の会期を終えて閉会しました。

新型コロナウイルスへの対応や総務省の接待問題などに追われた通常国会でしたが、今後は、与野党ともに衆議院の解散総選挙へと走り出します。

国会では１６日午後、衆議院の本会議で閉会に向けた手続きが取られました。菅総理は、国会内で挨拶回りを行いました。国会が閉会したことを受け、与野党は、衆議院の解散総選挙に向け、はやくも走り出しました。

立憲民主党・枝野代表「事実上、昨日から衆議院総選挙は火ぶたを切った、というふうに思っております」

野党は、新型コロナウイルス対応のため閉会中の委員会開催を求めていて、野党として新型コロナ対策をアピールしたい考えです。

衆議院の解散・総選挙について、菅総理大臣は９月中に解散するとの見方が強まっています。

政府与党は、政権幹部が「ワクチン接種が進めば支持率は上がる」と語るなど、まずはワクチン接種を加速化し、感染者を抑え込んだ上で、五輪を迎え、成果を弾みに来るべき秋の総選挙に臨みたい考えです。