秋葉外務次官 外交・安全保障“司令塔”へ
政府は外務省事務方トップの秋葉剛男・事務次官を退任させる人事を発表しました。秋葉氏は近く外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障局長に起用される見通しです。
政府は戦後一位となる約3年半にわたり外務省の事務方トップをつとめてきた秋葉剛男・事務次官を交代させる人事を正式に発表しました。後任の事務次官には、日露平和条約交渉などを担当してきた森健良・外務審議官が昇格します。
森氏の後任の外務審議官には山田重夫・総合外交政策局長が起用されます。
また、政府は外交・安全保障政策の司令塔をつとめてきた北村滋・国家安全保障局長を退任させ、後任に秋葉氏を起用する方針を固めました。
局長が警察庁出身の北村氏から外務省出身の秋葉氏に代わることで、外交政策における外務省の存在感が高まることとなります。