安定的な皇位継承へ2案を中心に検討の方針
安定的な皇位継承について議論する政府の有識者会議は、先月30日の会議で、秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまの世代でも十分な皇族の数を確保するために、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持できるようにすることと、皇族の養子縁組を可能とすることの2案を中心に検討する方針を確認しました。
16日に行われた前回の会議で、有識者会議は「皇位継承の問題とは切り離して、皇族数の確保を図ることが喫緊の課題」であることを確認していました。
先月30日の会議では、皇族は、皇室会議の議員や摂政などを務めることなどから、「悠仁さまの世代でも十分な数の皇族の方に皇室にいていただく必要がある」との認識を共有しました。
また、出席者からは、「老若男女の多様な世代の方が悠仁さまを支えることが大切である」などといった意見が出たということです。
そのうえで、有識者会議は、皇族の数を確保するために、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持できるようにすることと、皇族の養子縁組を可能とし、旧皇族の男系の男子が皇族に復帰できるようにすることの2案を中心に、今後は検討する方針を確認しました。
次回の有識者会議は7月9日に予定されています。