岸田首相、安倍元首相の国葬を行う理由など説明
岸田総理大臣は、国会で、安倍元総理の国葬を行う理由などについて説明しました。
立憲民主党・泉代表「今回国葬を強行しようとしている。これが総理、あなたじゃないですか」
岸田首相「行政権の範囲内で内閣府設置法と閣議決定を根拠に決定したわけですが、こうした国の行為について国民にさらなる義務を課するとか、何か行為を強要するということではない限り、具体的な法律が必要がないという学説に基づいて、政府としても今回の件についてしっかり考えています」
岸田総理は国葬を決めた理由について、安倍元総理の在任期間が憲政史上最長であることや国際的な評価が高いことをあげるなど従来の説明を繰り返しました。
一方で、野党議員から説明が不十分と指摘されたことに対しては「謙虚に受け止める」と述べました。
野党側が国葬の基準を設けるべきではないかとただしたのに対しては「その時々、政府が総合的に判断することになる」と述べ、基準を設ける必要はないとの考えを示しました。
国葬の費用が全体で、およそ16億6000万円にのぼる見通しであることについては「過去の様々な行事との比較においても妥当な水準だ」と述べました。