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能登被災地を視察 岸田首相“1000億円規模”追加支援の考え

2024年2月24日 17:00
能登被災地を視察 岸田首相“1000億円規模”追加支援の考え
岸田首相は24日、能登半島地震で被害を受けた石川県を視察し、今年度予算の予備費から、総額1000億円規模も視野に来週中にも追加支援を決定する考えを示しました。

岸田首相は24日午後、地震により大規模な火災が発生した輪島市の朝市地区を視察しました。

朝市組合関係者「190名の組合員が職をなくして失業中です。時がたてばたつほど生活するのが苦しくなる。支援のほどよろしくお願いします」

岸田首相「商売も1日も早く復活できるようにしっかり応援、環境整備も努力します」

また、観光地としても知られる白米千枚田や輪島港の被害状況を視察したほか、応急仮設住宅を訪れ、被災者から生活状況などについて話を聞きました。

岸田首相「被災地のみなさんが被災前の笑顔を再び取り戻すことができる日まで、私自身先頭に立って、被災者の生活やなりわいの再建、 そして地域の再生に全力で取り組んでいきたい」

岸田首相は視察後、漁業、農業に加えて輪島塗などの伝統産業についても再建に向けて支援していく方針を示しました。

そして、来週中にも今年度予算の予備費から総額1000億円規模も視野に追加支援を決める考えを示しました。

また、住宅が半壊以上した被災世帯に対して最大300万円を支給する新たな交付金制度の対象に、住民税非課税世帯や離職廃業した者がいる世帯などの若者・子育て世帯を含める方針を表明しました。