空自スクランブル3万回に 中国対応増など
防衛省は20日、航空自衛隊による緊急発進(=スクランブル)を実施した回数が、これまでに3万回に達したと発表しました。中国機への対応が増加したことなどで、スクランブルの回数が急速に伸びています。
防衛省によりますと、1958年にスクランブルの任務を開始して以降、19日時点で、実施した回数が3万回に達したということです。
3万回に達するまでの期間を1万回ごとに分けて比較すると、任務開始から1万回に達するまでにかかった期間は、およそ25年でしたが、今回、2万回から3万回に達するには、およそ15年と、近年スクランブルの回数が急速に増加していることが分かります。
防衛省は、要因について、「中国機への緊急発進の回数が非常に増えたため」などと分析しています。