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架空番号で予約に抗議の防衛省 野党が聴取

2021年5月19日 19:39

大規模会場での新型コロナワクチンの接種をめぐり、架空の接種券番号で予約をしたメディアに、防衛省が抗議したことを受け、立憲民主党など野党3党は、防衛省から経緯を聴取しました。

大規模会場での接種をめぐり、一部のメディアが取材のため架空の接種券番号で予約し、システムの不備を報じたことから、防衛省は18日、書面で抗議していました。

抗議の理由について、立憲民主党など野党3党が聴取したのに対し、防衛省は「架空の接種券番号で予約する行為は、ワクチン接種を予約する人の機会を奪うことになる」と説明しました。

野党側からは「言論の自由、報道の自由を萎縮させることはあってはならない」「正当な取材行為だ」などの意見が出ましたが、防衛省の担当者は「言論の自由は承知しているが、大きな公益を害するものなので抗議する必要があると判断した」と述べました。

これに関連して、立憲民主党の枝野代表は会見で「報道機関が確認して報道するのは当然だ。見苦しい責任転嫁だ」と批判しました。