総裁選めぐり…二階幹事長“首相続投”支持
来月末に任期満了を迎える自民党の総裁選びです。党内では立候補を模索する動きがある中、二階幹事長は、3日、菅総理大臣の続投を支持する考えを示しました。
内閣支持率の下落と、新型コロナの感染拡大という逆風の中、総裁選をめぐる自民党内の駆け引きが本格化しています。自民党は午後、選挙管理委員会を開き、今月中に総裁選の日程を決めることを確認しました。
菅総理は、これまで総裁選を先送りする一方、9月に衆議院を解散した後、総選挙で勝利をおさめ、無投票で再選する戦略を描いてきました。しかし、自民党青年局が党員投票も行う形で、来月中に総裁選挙を行うべきだと、近く執行部に申し入れる他、党内には立候補を模索する動きもあります。
自民党・二階幹事長
「(菅総裁は)しっかりがんばっておられるわけでありますから、今すぐ菅総裁を変える意義は、私は見つからない」
こうした中、二階幹事長は、3日、菅総理の続投を支持する考えを表明しました。党執行部の1人は「こんな時に党内で争っている場合か。他に出てくる人はいないと思う」と語るなど、立候補を目指す動きを牽制しています。