岸防衛相、自衛隊機の撤収命じる アフガン
アフガニスタンに残る日本人らを退避させるため、現地に派遣していた自衛隊機などついて、岸防衛大臣は撤収を命じました。
アフガニスタンからの退避をめぐっては、政府は、自衛隊機4機を派遣し、出国を希望した日本人1人をパキスタンに退避させましたが、日本大使館などで勤務していたアフガニスタン人の職員らおよそ500人が取り残されたままです。
こうした中、岸防衛大臣は、自衛隊機と派遣部隊の撤収を命じました。
撤収の理由について、防衛省は、アメリカ軍がアフガニスタンから撤退したことを受け、首都カブールの空港に自衛隊機を運航する見通しが立たないためと説明しています。
派遣されていた部隊は、9月1日以降、準備が整い次第、帰国する予定です。
政府は、残されたアフガニスタン人の職員らの安全確保や出国に向け、支援を継続する方針です。