茂木外相「日英円滑化協定」締結へ交渉開始
茂木外相は、自衛隊とイギリス軍の協力をさらに強化するため、「日英円滑化協定」の締結に向け交渉を開始することを明らかにしました。
「円滑化協定」は、自衛隊と他国の軍隊がお互いの国で共同訓練を行う際の法的な地位などを定めるもので、「訪問部隊協定」とも呼ばれています。
茂木外相は28日の会見でイギリスと安全保障や防衛分野での協力をさらに強化するため、「日英円滑化協定」の締結に向け交渉を開始することを明らかにしました。来月7日に第1回の交渉を実施するということです。
政府はオーストラリアとの間で「日豪円滑化協定」の交渉を続けていますが、外務省幹部は「懸案だった死刑の適用などで一定のメドが立ちオーストラリアとの間で署名できる状態になった。そのため、次はイギリスとの交渉を始めることになった」としています。