岸田新内閣発足へ「強い覚悟を持って望む」
自民党の岸田総裁は4日午後、国会で第100代の総理大臣に選出され、新しい内閣を発足させます。
4日午後1時から衆参両院で総理大臣指名選挙が行われ、岸田新総理が誕生します。岸田総裁は4日朝「強い覚悟を持って望む」と意気込みを語りました。
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岸田総裁はすでに新内閣の顔ぶれを固めています。官房長官に松野博一氏を起用するなど、重要閣僚を総裁選で支援を受けた派閥に割り振りバランスをとる一方で、政権の目玉として新設する経済安全保障担当大臣には46歳の小林鷹之氏、ワクチン担当大臣には堀内詔子氏、デジタル大臣には44歳の牧島かれん氏を起用するなど、いずれも当選3回の若手議員を抜てきしました。
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一方、野党側は、これまでの安倍政権や菅政権と自民党の体質は変わっていないと批判しています。
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岸田総裁は午後に総理大臣に指名された後、ただちに連立を組む公明党と組閣本部を設置して新内閣を組織する方針です。4日から始まる臨時国会の会期は14日までで、その後、衆議院選挙が控えています。岸田新政権は発足早々に大きな山場を迎えることとなります。