“銀座クラブ”3人衆院選前は復党させず
緊急事態宣言下の東京で、深夜まで銀座のクラブを訪れていたとして、2月に自民党を離党した松本純元国家公安委員長ら3人について、自民党の甘利幹事長は11日、衆議院選挙の前には復党させない方針を明らかにしました。
複数の自民党幹部によりますと、2月に離党し、無所属となっている衆議院議員の松本純元国家公安委員長と、大塚高司元国土交通副大臣、田野瀬太道元文部科学副大臣の3人をめぐっては、衆院選の前に復党させる案が浮上していました。
こうした中、甘利幹事長は11日、3人から「党に迷惑をかけたくないので、無所属として有権者のみそぎを受けたい」との申し出があったことを明らかにし、衆院選前の復党を見送る方針を示しました。
また、3人の選挙区には別の候補者を立てない方針も示し、「池に落ちた犬を棒で叩くようなことはしたくない。健闘を見守りたい」と話しました。
3人の復党をめぐっては、党内から「自民党全体に大きなダメージとなる」「復党させることで、衆院選で議席を減らしたら元も子もない」などと批判的な声が上がっていました。