“文通費”めぐり 立憲「使途公開すべき」
国会議員に月100万円支給される文書通信交通滞在費について、立憲民主党の逢坂代表代行は岸田総理大臣に対し、使途を公開すべきだと迫りました。
岸田総理は、使途の公開については「国会での議論が重要だ」などと述べるにとどめ、明確な回答を避けました。
立憲民主党・逢坂代表代行「1日しか在籍しないのに100万円満額支給される。この点について総理はどうお考えでしょう」
岸田総理「これは国民の皆さんの感覚からして、これは納得いかない疑問に思われる。これはもう当然のことではないかと存じます」
逢坂代表代行「(立憲民主党は)日割り、それから返還・使途の公開、これを3点セットで実現するように訴えております。どうも御党(自民党)の議論をみると、日割りだけでいいんじゃないかというふうにも聞こえるんですが、この点はいかがですか」
岸田総理「私の立場から政府として内容について申し上げることは控えたい。ぜひこうした議論を尽くし、そして国民の疑問に答えていく努力は重要であると認識をいたします」
岸田総理は、18歳以下に現金10万円での一括給付を容認するに至ったことについて、「工夫すべき点があったことは謙虚に受け止めなければならない。しかしできるだけ早く効果的に支援を行う観点から全力で取り組んだ結果だ」と説明しました。
一方、総理大臣が主催する「桜を見る会」について、「大いに反省すべき点がある」として自らは実施しない考えを示しました。