ロシア侵攻間もなく2年 都内でウクライナ復興へ会議開催
ロシアによる侵攻から間もなく2年となる中、19日から東京都内でウクライナの復興に関する会議が開催されています。
中継です。
会場では日本、ウクライナの政府関係者に加えて民間企業の関係者も参加し意見交換を行っています。
岸田首相が基調講演を行い、復興支援は「未来への投資」だと訴えました。
岸田首相
「ウクライナでは、今この瞬間も戦争が続いています。状況は決して容易ではありませんが、経済復興を進めることは、いわば、ウクライナ、日本、そして世界への『未来への投資』 です」
会議には日本とウクライナから来たおよそ80社の民間企業も参加し、復興支援に関する話し合いが行われています。ウクライナからはシュミハリ首相が参加しています。
先ほど声明がまとまり日本は「地雷除去」や「がれき処理」といった今すぐに必要な支援に加え「農業」や「デジタル」など中長期的な7つの分野での支援策を打ち出しました。
さらに日本の外務省は、日本企業の進出を促すため首都のキーウに限り事前申告と、安全が確保できる事を条件に例外的に渡航を認めると発表しました。
ーー戦闘が続く中で復興支援の会議を開く狙いは何でしょうか?
ある外務省幹部は「欧米の支援疲れがひろがる中、武器の供与ができない日本ならではの支援をアピールしたい」と話しています。
また、別の政府関係者は「『復興は投資』と呼びかけることで支援する側にもメリットがあると訴えたい」と話しています。