自衛隊の統合幕僚長に吉田圭秀氏が着任 防衛大出身者以外が起用されるのは初
自衛隊の制服組トップである統合幕僚長に、吉田圭秀前陸上幕僚長が就任し、30日、着任式が行われました。防衛大学校の出身者以外が統合幕僚長になるのは初めてです。
新たに統合幕僚長に着任した吉田圭秀氏は、1986年に東京大学工学部を卒業、陸上自衛隊に入隊し、陸上総隊司令官や陸上幕僚長などを歴任しました。
統合幕僚長の交代は4年ぶりで防衛大学校の出身者以外が起用されるのは初めてです。
着任式で吉田統合幕僚長は「国際安全保障の焦点となっているのが、インド太平洋地域であり、日本がその最前線に位置している」と述べた上で次のように強調しました。
自衛隊・吉田圭秀統合幕僚長「防衛力の抜本的強化に、最大限寄与する統合運用体制の確立を目標にする」
また、陸上自衛隊のトップ・陸上幕僚長には森下泰臣前東部方面総監、航空自衛隊のトップ・航空幕僚長には内倉浩昭前航空総隊司令官が着任しました。