岸田総理の退陣を迫る厳しい声も 自民党の車座対話 秋田市で開催
派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受け、自民党は地方組織の声を聞く車座対話を全国で行っています。秋田市で開かれた対話に参加した県内の党員から岸田総理の退陣を迫る意見が飛び出すなど厳しい意見が相次ぎました。
派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件を受け、自民党は地方組織の声を直接聞く「車座対話」を行っています。
自民党 松山政司 参議院幹事長
「今般の政治資金の問題で、皆さま方の信頼を損ねる事態を招いてしまいましたことに、心から深くお詫びを申し上げたい」
対話は冒頭以外、非公開で2回に分けて行われ、前半は一般の党員、後半は自民党に所属する県議会議員が参加しました。
党員① 秋田市支部
「いまのままでは駄目です。自民党を支持して50数年になるんですけども、怒り心頭を通り越していますので」
Q:このままでは応援できない
A:応援はしますしますけれどもいまのままでは駄目だと
「(政治資金の法改正も)そこまでやるかぐらいのことをやらないと国民はついていかない」
党員② 仙北市支部
「国民から支持得られないようないろんなことをやっています。我々からインボイス制度とか、とにかく(税金を)取れるところから取るようなことでいろんなことをやるので」
党員 県連女性局
「(周囲から)ダメですねという声が多いので、党員・党友を増やそうとしても、いまの状況では無理というお話を私はしてきました」
出席者によりますと、このほかに「来年の知事選や参院選の戦いは非常に厳しい状況だ」「15年前の政権交代の時よりもひどい」また「次の総裁選に向けてトップが責任を取るべきだ」といった岸田総理の退陣を迫る意見も飛び出すなど、厳しい意見が相次いだということです。
対話のあと取材に応じた自民党の松山政司参議院幹事長は「秋田県内の様々な声を党執行部にしっかりと伝え改革に生かしていきたい」とコメントしています。