AV出演「強要」18歳~19歳の被害増加の恐れ 国会議員に対策の必要訴え
4月から成人年齢が18歳に引き下げられるため、18歳や19歳がアダルトビデオへの出演を強要される被害が増えるおそれがあるとして、支援団体が国会議員に対策の必要性を訴えました。
支援団体は、これまで18歳と19歳は親の同意のない契約をあとから取り消すことができたため、「この未成年者取消権がアダルトビデオへの出演強要の抑止力となってきた」と話しました。
ところが、4月から成人年齢が18歳に引き下げられ、この「未成年者取消権」が使えなくなることから、18歳と19歳がアダルトビデオへの出演を強要される被害が増えるおそれがあると指摘しています。
支援団体や出演被害の当事者らは、与野党の国会議員に対し、対策の必要性を訴えました。
AV出演強要被害の当事者・くるみんアロマさん「18・19の子が冷静な判断で (出演を)断れるかといったら、それは違うなと思っていて 、成年が引き下げられた ということに対しては、そのための対策がしっかりできているのかというところをまずは考えてほしいなと思っていて」
集まった与野党議員らは、救済策をまとめた議員立法を超党派で提出することを視野に調整することにしています。