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「森元首相の言いなり」批判も 自民・安倍派、会長空席のまま「新体制」を決定

2023年8月17日 14:55
「森元首相の言いなり」批判も 自民・安倍派、会長空席のまま「新体制」を決定

安倍元首相の死後、会長不在の状態が続く安倍派は「常任幹事会」を設けた上で、塩谷会長代理を事実上のトップ「座長」とする新たな体制を決めました。中継です。

安倍派は1年以上、議論を続けましたが、結局、新たな会長を選ぶことはできず、内閣改造・党役員人事が迫る中、塩谷氏を中心とした暫定的な体制に落ち着きました。

塩谷会長代理「会長については、いずれもう少し時間をかけて、みんなで選任をしていきたいと。それまでの間、常任幹事会を設置すること、そして、その座長として、私が就任をさせてほしい」

塩谷会長代理は、会長は空席としたまま、萩生田政調会長、世耕参院幹事長、高木国対委員長、松野官房長官、西村経産相の「5人衆」を中心とした「常任幹事会」を新たに設け、自らがトップの「座長」に就任する案を提案しました。

これに対し、塩谷氏とともに会長代理を務める下村元文科相らが「会長1人を決めるべき」と反発しましたが、最終的には塩谷氏に一任することでまとまりました。

新体制について、安倍派内からは「下村外しだ」「5人衆を支持している森元首相の言いなりだ」などの批判も出ています。

また、「常任幹事会」のメンバーや人数がまだ決まっていないため、顔ぶれによっては対立が再燃しかねず、今後に火種を残した形です。

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