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安倍派・塩谷氏“事実上のトップ就任”新体制案を提案する考え

2023年8月16日 18:18

自民党・安倍派の塩谷会長代理は16日、下村会長代理と会談し、新たに「常任幹事会」を設けた上で、自らが事実上のトップに就任する新体制案を、17日に開かれる派閥の会合で提案をする考えを伝えました。

安倍派の会長代理を務める塩谷氏は、会長は空席としたまま、萩生田政調会長、世耕参院幹事長、高木国対委員長、松野官房長官、西村経済産業相の「5人衆」を中心とした「常任幹事会」を新たに設け、自らが事実上のトップとなる「座長」に就任する新体制を目指しています。

16日、塩谷氏は国会内で同じく会長代理を務める下村元文部科学相と会談し、17日に開かれる派閥の幹部会と総会で新体制案を提案する考えを伝えました。一方、下村氏は「会長1人を決めるべき」と主張して溝は埋まらず、調整を継続することになりました。

塩谷氏の新体制案をめぐっては、「常任幹事会」のメンバーや人数が明らかになっておらず、17日の派閥会合で了承されるかは不透明な情勢です。