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安倍派・下村会長代理「集団指導体制」に反対 “5人衆”けん制

2023年7月10日 18:24
安倍派・下村会長代理「集団指導体制」に反対 “5人衆”けん制

自民党・安倍派の会長代理である下村元政調会長は、東京都内で講演し、派閥の有力議員5人が主張する「集団指導体制」には反対する考えを示しました。

会長不在が続く、安倍派の運営をめぐっては有力議員である萩生田政調会長、世耕参院幹事長、高木国対委員長ら、いわゆる「5人衆」が、自分たちによる集団指導体制に移行すべきと主張しています。

この主張について、安倍派の下村会長代理は、「安倍派には幹部会があり、執行機関そのものである。その執行機関が5人衆に変わるということは認められない」と述べ、反対する考えを示しました。

そのうえで、下村氏は、「新会長を早めに決めるべきだ」と述べつつも、派閥が割れないように決めるべきと主張しました。

また、派閥の元会長で、「集団指導体制」を支持している森元総理大臣に触れ、「5人衆」の動きを、けん制しました。

下村会長代理
「(5人衆は)森元総理からお墨付きを得たかのように振る舞っているような感じがするんですけども、清和研(=安倍派)全体としてこれから新体制をどう作っていくかということで議論していけば、早く決まる話ではないかと思います」

安倍派は来週改めて会合を開き、派の体制を議論する予定ですが、下村氏と「5人衆」で意見が対立するなど、どのような体制となるか、見通しは立っていません。